去る11月21日の臨時閣議において、政府は21.3兆円規模の総合経済対策を決定した。
対策の裏付けとなる2025年度補正予算の一般会計歳出は17兆7,000億円程度。ガソリン税の旧暫定税率廃止と所得税の「年収の壁」引き上げによる減税効果を計2兆7,000億円見込むほか、特別会計分の歳出は約9,000億円となっている。
市長は国の経済対策に対する対応について、「市民の皆様の生活状況や、市内業者の経営状況等の把握に努め、必要な支援を積極的に講じたいと考えている」と述べている。
(1)物価高騰の要因について
①市民生活において昨今の物価の高騰は異常であると感じる市民は多いと思う。そもそも、昨今の物価高騰の要因をどのように考えているのか見解を伺う。
(2)経済対策について
①国の経済対策の中で、気になるものとして「お米券」がある。報道ベースでは3,000円との数字が散見される。現在の市販米価を踏まえれば3,000円では5キロの米は買えない。この3,000円を有効と考えているのか、また市内での販売価格をもとに市独自の上乗せをし5,000円等とする考えは出来ないか見解を伺う。
②ガソリンの定率減税廃止で地方財政に対して少なからず影響が出るのではないかと考える。市としての考えと国や県に対して何らかの建言をされたのか伺う。
③光熱水費に対する支援の考えを伺う。
④物価高騰により修学旅行にも影響が出ている。今まで通りの行き先や行程を維持する為には対策が必要と考えるが見解を伺う。
福祉分野に対する支援として最初に思いつくのが処遇改善であり、他分野と比較しても福祉分野への財政支援は不十分であると考えている。
(1)人材不足の昨今、一人の離職が事業所に与える影響は計り知れず、いずれは地域の福祉の崩壊へと負のスパイラルに陥る可能性を秘めている。物価高騰・報酬改定による事業継続の危機に対し、市長として市内事業者の事業継続の維持と利用者の健全な職場確保についてどのような考えを持っているのか見解を伺う。
(2)福祉分野においての人材不足を補うために外国人材の雇用も具体的に考える必要がある。併せて定住支援として公営住宅への入居や空き家の活用など、より具体的に考えをまとめていく必要があると考えるが見解を伺う。
これまで接遇については幾度となく質問や提案をおこなってきた。カスタマーハラスメントも接遇に対しての不満から発生する可能性を含んでいると考えている。
(1)接遇日本一を目指す取り組みは現在も行われているとの認識でよいのか。
(2)行政は最大のサービス」との考え方について見解を伺う。
(3)来庁者が窓口で嫌悪を抱くようなことが発生すると、その事実が起因となりカスタマーハラスメントへと発展する恐れがあると考えるが見解を伺う。
(4)厚生労働省のパワーハラスメント防止指針(カスタマーハラスメント関連)の概要では、「事業主が職場における優越的な関係を背景とした言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置等についての指針」(令和2年厚生労働省告示第5号)が示されている。これを踏まえた職員研修は行われているのか状況を伺う。
(5)カスタマーハラスメント対策は2026年10月1日から全ての企業に義務化される。これに違反した場合の措置が示される可能性がある。特に適切な対策を怠ったことで従業員に精神的被害が生じた場合、企業が損害賠償責任を問われる可能性もあるともされている。義務化に向けた現状の取り組みを伺う。
高齢化が加速する中、運転免許証を返納される高齢者も多くなってきている。併せて、何らかの要因により病の渦中にあり、医師から運転を止められる方や自主的に運転をされない方もいる。運転ができない、されない市民にとって市民バス・だんだんタクシーなどは貴重な移動手段である。来年10月からの新たな雲南市地域公共交通計画策定にあたり、市長は施政方針で、持続可能で誰もが「えすこ」に暮らせる地域交通ネットワークの構築を目指し策定を進めると表明した。
(1)市民バスの接続(乗り換え)に対する不満の声がある。市長にはどのように届いているのか。
(2)奥出雲コスモ病院へは1日2便しか運行していない。病院としては便数があまりにも少ないように思うが見解を伺う。
(3)だんだんタクシーが旧町村の境界を越えられない(ごく一部は超えている部分もある)との説明がある。その理由は民業圧迫との認識でよいのか見解を伺う。
(4)せめて市内で重要な機能を担う病院(市立病院・平成記念病院・奥出雲コスモ病院)には各町から行けるようにするべきと考えるが見解を伺う。
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