先の対戦から80年が経過した本年、マスコミを含め多方面で歴史的な意味を問う動きが見て取れた。特に特筆すべきは、7月に行われた参議院選挙における一部の候補者等から発せられた言葉に一考させられた方が多かったのではないかと感じている。
(1)核保有の考え方について
先に行われた参議院選挙で当選したある方は「核武装が最も安上がりであり最も安全を強化する策の一つ」と述べた。これに対し8月6日の湯崎広島県知事はそのスピーチの中で論破された。石破総理は広島の式典で式典会場近くに立つ「原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑」に刻まれた歌人、正田篠枝さんの歌を、長崎の式典では永井隆博士の著書「長崎の鐘」の「ねがわくば、この浦上をして世界最後の原子野たらしめたまえ」とその思いを語られたと感じている。
①石破総理及び湯崎広島県知事のスピーチについての所感を伺う。
②永井博士ゆかりの地であり「平和を」の都市宣言をしている自治体のトップとして、核武装論に対する所感を伺う。
(2)平和教育について
永井隆記念館の果たす役割のひとつに「平和教育の発信拠点」がある。
①コロナ渦においては、県内の小学校などから平和学習目的とした来館者が多かった。現在の来館者数とコロナ渦の来館者数がどのように変化しているのか伺う。
②永井隆記念館には、昭和45年に長崎の永井記念館と三刀屋町の永井記念館との間で姉妹館であることを当時の長崎市長と三刀屋町長の連名で発せられた「宣言」がかかげてある。
この宣言の想いを発展させ、長崎市長と雲南市長とのあいだで再度姉妹館の宣言書を交わすことはできないか見解を伺う。
(3)平和教育のアイテムについて
広島市では、デジタル技術で原爆投下直前から復興していくまでの歴史を3D映像で見ることができる学習アプリが使用されている。実際に体感したがかなりの衝撃をもって見ることができた。
広島市の教育委員会が管理し、申し込みをすれば県外であっても貸し出しが可能とのことだった。これを活用し本市の平和教育に使用できないか見解を伺う。
8月6日JR西日本は、2024 年度の区間別平均通過人員(輸送密度)を発表した。
(1)芸備線・東条―備後落合間が19人/日でワースト1位。木次線・備後落合―出雲横田間が23人/日でワースト2位となっている。いずれの区間も木次線存続の観点から見れば重要な区間である。木次線全線では昨年度と比較して43人の減少している。トロッコ列車の廃止が大きな要因の一つとみている。一方、観光列車「あめつち」の運行開始などによる魅力創出など集客の大きな武器となりうると考えていた。このような状況下で木次線に対し本市は何をどのように取り組むべきか見解を伺う。
(2)先日、出雲養護学校雲南分教室の先生と木次線談義をした。先生曰く、木次線が仮になくなればこの学校の存在意義もなくなるのではないかとの見解をきいた。あくまでも私見での語らいの中であるので、公式な見解ではない。木次線を利用する生徒の通学手段がなくなれば、寄宿舎のある出雲や松江の本校へ進路が移るのではないか。木次線があるからこそ自宅から通学できるメリットがある。木次線にたよる方々が少なからず存在していることを踏まえ、市長には奥出雲町や島根県、国土交通省さらにはJR西日本へと積極的かつ大胆な交渉を期待するが見解を伺う。
所用で公営住宅を訪問することがある。特に高齢者の割合が多くなってきている感は否めない。
(1)インターホンが機能していないお宅があるが、市が交換するのか、居住者が交換するのか見解を伺う。
(2)交換にあたっては、モニター付きであれば住人の安全・安心の確保につながると考えるが見解を伺う。
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