雲南市議会映像アーカイブ

令和7年 3月定例会

廣野祐二 議員
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農業政策について
2024年から2025年にかけて、「令和の米騒動」が起こった。この要因は、2021年以降の行き過ぎた生産調整と、米価下落による生産意欲の減退、猛暑、カメムシ被害等による収穫量の減少や一等米比率の低下と、諸物価高騰による米の割安感、新型コロナウィルスで落ち込んでいた需要の回復、訪日外国人の増加等による米の消費拡大等が考えられている。これにより、米価は上昇し、2024年産米の相対取引価格は、年産平均(9~12月)60Kg当たり2万3715円となり過去最高を記録した。
雲南市においても、収量の減少や一等米比率の減少等、同様の傾向があり、米価上昇にかかわらず、農家の生産意欲は、あまり高まっていないように感じる。特に、雲南市の一等米比率については、平均63%前後で大変低く、特に、吉田、掛合地区以外のコシヒカリの一等米比率は、19~30%台となっており、危機的な状況と考える。
(1)市としては、現在の特に米農家の現状をどうとらえ、どのような支援、政策を考えているかを伺う。
(2)地球温暖化の傾向が続く中、稲の品種の選択は重要で、地域や気候に合った品種を選択するよう指導を行うべきだと思うが、考えを伺う。
(3)農林水産省の調査によると、2023年産の米の生産費は、60Kg当たり個別経営体が1万5948円、組織法人経営体が、1万1841円となっている。又、作付面積が3㌶未満では、1万7000円を超え、1㌶未満では、2万円を超えている。一方、15㌶以上では、1万1000円台に収まっている。このことから、稲作を中心とした農業を推進するためには、できれば、15㌶以上の経営体の育成と集約化への政策誘導が喫緊の課題と思うが、考えを伺う。
(4)耕作放棄地が増加しており、そこへの不法投棄、さらには、下流域の水の枯渇問題等が発生している。これらの対策について考えを伺う。
(5)農業の世界でも、後継者問題が喫緊の課題となっている。あと5年から10年もすれば、大変な事態になる。この問題の解決には、もうける農業を推進しなければならないと考える。大規模化だけが儲かる農業ではなく、様々な工夫によって、規模が小さくてもそれはできると思うが、市としての考えを伺う。
(6)今後数年間、いわゆる団塊の世代が、70歳から80歳となり、市内人口の内、最も大きな割合を占める。幸い、市には、多くの農地があり、高齢者でも畑作等、できる範囲での労働が可能である。このことは、介護予防にも良い影響をもたらすものと考えており、漬物等の製造も含め、寄り添った支援が必要と考えるが、市の方針を伺う。
(7)現在の雲南市の重要な遺産には、稲作を中心とした農業文化遺産と、たたら製鉄に象徴される工業文化遺産がある。このことから、雲南地域は、農業や工業に適した地域であることがうかがえる。将来に向かって、人口減少もあり、最も基本的な産業である農業の担い手を確保するため、特に小中学生への食農教育が必要だと思うが、考えを伺う。
鳥獣対策について
(1)前回の一般質問で、鳥獣対策について、研修会や出前講座、啓発活動を行うとの答弁であったが、2024年度の実績と、2025年度の計画を伺う。
(2)サギ、カワウの被害について、漁業被害や糞による生活環境被害等が深刻となっている。斐伊川漁業協同組合においては、2023年度は、1737万円の経費をかけてアユ等を放流しており、推定値であるが、940万円の被害を受けているとの調査結果がある。雲南市では、2017年に起こったコウノトリ誤射事件を受け、サギ類の駆除を中止したことにより、年間の駆除数が2018年度以降0羽となっており、被害は深刻なものとなっている。このことは、例えば、交通死亡事故を起こしたから、自動車の使用を禁止することに等しく、緊急的に中止することは理解できるが、その後は、早く対応策を検討し、方針を決定し実施することが重要と考える。人と自然の共生のためには、サギ、カワウの対策は、やはり、個体群管理が基本と考える。そのために、専門家との協議により、個体群管理の方策を検討するべきだと思うが、考えを伺う。
(3)鳥獣被害については、被害を直接的に受けていない住民の理解も必要と考える。年に1回程度は、全市民を対象とした研修会を実施してはどうかと思うが、考えを伺う。
商工業政策について
(1)新聞報道によると、2024年度上半期の島根県の企業倒産件数は、負債額1000万円以上で、33件と過去10年間で最多となっている。また、全国の2025年1月の企業倒産件数は、840件と11年ぶりの水準となっている。倒産の中心は、中小・零細企業で、その原因は、人手不足、人件費の高騰、物価高である。中小・零細企業が多い雲南市においても、同様の原因で厳しい状況に置かれている事業者が多数いると認識している。これらの事業者に対して、雲南市として、どのような支援を考えているか伺う。
(2)様々な理由により、高水準の、特に、中小・零細企業の倒産件数が増加しており、また、大廃業時代の到来も叫ばれている。これまで、事業承継は、同族承継が基本と考えられていたが、少子化の進展と、価値観の多様化等により、それが困難な時代となっている。地域経済を担っているのは、まずは、中小・零細企業であり、その事業承継には、同族承継も含め、内部昇格、外部招聘、M&A等様々な方法があることを、広く事業者に理解してもらい推進すべきだと思う。事実、調査によると、2024年の事業承継は、内部承継が、同族承継を上回り、外部招聘やM&A等が増加傾向にある。この、事業承継について、相談を受けるだけではなく、より踏み込んだ支援が必要だと思うが、考えを伺う。
(3)様々な課題が噴出している時代は、その課題を解決するために右往左往する傾向がある。しかし、私は、これは、まさに時代の変革期であり、チャンスが到来しているものと思っている。第3次雲南市総合計画では、「挑戦し活力を産みだすまち」との記述があり、新規企業支援を謳っている。この支援は、補助金をとるための支援ではなく、真に自立し、発展してゆくための支援が必要と考える。このことについて、市としての考え方を伺う。
(4)人口減少社会に入って、労働力不足は深刻である。特に、地域を支える、いわゆるエッセンシャルワーカーの不足は、特に深刻で、これらの分野では、デジタル化やDX化で対応できない分野も多く、これらを解決するためには、障がい者雇用や、外国人労働者雇用の推進が必要である。雲南市における現在の、障がい者雇用と外国人労働者雇用の実態と、今後の方向性について考えを伺う。
空き家対策について
(1)空き家対策については、空き家発生の予防と、発生した場合の対策が重要である。市としては、空き家発生予防対策として、どのような施策を行い、または、今後検討しているかを伺う。
(2)実際に空き家に対する対応として、住宅除却後の固定資産税の一定期間の減免措置は、理解できる。しかし、現在、1600戸以上ある空き家の解消も大きな課題であり、空き家の片づけ、リフォーム、除却等の施策、政策誘導が重要と考える。国、県、または、民間事業者との連携が必要と考える。全国では、空き家率が2018年比で改善している自治体が、かなり出てきている。先進事例を研究し、雲南市にあった対策を打って、空き家率又は空き家総数の減少等の目標設定をすべきと思うが、市としての見解を伺う。
自然保護、文化財保護と観光振興について
(1)前回の一般質問で行った、コウノトリの件で、今年も2月15日現在、3組のカップルが誕生しそうである。幸せを運ぶコウノトリを雲南市としてもシンボリックに、又、第3次雲南市総合計画にも取り上げられており、しっかりと支援をしてゆかなければならないと思う。コウノトリが飛来して8年が経過しようとしている現在、その見守り活動、保護活動等が行われているが、そろそろ自立した活動が必要な時期に来ているのではないかと思っている。1地域の問題ではなく、全市的、または、もっと広い範囲での活動になるよう、NPO法人の設立も含めて検討し、支援が必要ではないかと思う。また、今後もさらに、新たな繁殖の可能性もあることから、計画的に、民有地等への巣塔の設置、ビオトープ等の設置が必要と考えるが、市としての見解を伺う。
(2)今回の、第3次雲南市総合計画にも、コウノトリをシンボリックに取り上げられていること、ほぼ定着することが見込まれること、市民の理解も醸成されてきたこと等から、コウノトリを市の鳥として制定することを提案したいが、見解を伺う。
(3)JR西日本の「トワイライトエクスプレス瑞風」の雲南市への立ち寄り観光において、「菅谷たたら山内」「田部家邸内、土蔵群」「食の杜 かやぶきの家(昼食)」「神楽の宿(出雲神楽鑑賞)」が指定され、年間30回程度の来客がある。この重要な立ち寄り地においていくつかの課題が持ち上がっている。
①「トワイライトエクスプレス瑞風」観光の年間の経済効果はいくらか伺う。
②国指定の重要有形民俗文化財である「菅谷たたら山内」の桂の木の樹勢の衰えがある。早急に樹医の診断と対策を行わなければならないと思うが如何か。
③「食の杜 かやぶきの家」「神楽の宿」のかやぶきの劣化が著しい。財政の厳しい中ではあるため、民間と協力して、民間のクラウドファンディングによる資金集めを検討したらどうかと思うが、見解を伺う。
主要県道安来・木次線の改良について
(1)主要県道安来・木次線の真金工区は、2015年度から始まり10年が経過しようとしている。完成も間近と思われるが、真野谷地区がいまだに未着工である。市内の生活道路としての役割、主要な工業地帯である、出雲市、安来市と雲南市が結ばれることの経済効果、「鉄の道文化圏」の観光資源としての更なる進化、島根原発での事故発生時、災害時の避難経路等、大変大きな意味のある道路となる。早期、着工、完成を働きかけていただきたいが如何か。
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