(1)今年12月に島根原発2号機が再稼働の予定になっているが、危険な原発を次世代へ持ち越すことは絶対にさせてはならないという立場からいくつか質問をする。
①日本列島は地震活動が活発化しつつあり、どこで大地震が起こってもおかしくない状況にある。新規制基準に合格したから安全が担保されているという安全神話にどっぷりつかっているのではないか。宍道断層は震度7クラスの地震が想定されているが、自然災害には想定不能なことがおこりうる。それでも島根原発2号機を再稼働させて大丈夫なのか。
②「核のゴミ」の最終処分地が見通せない。また、使用済み核燃料の再処理工場も27回目の完成延期で行き場も限界が近づいている中、再稼働をさせていいのか。
③原発でできる電気のコストは2021年8月の試算で11.7円以上/kWhと言われている。今後安全対策や廃炉処理にどれだけかかるか不明なので11.7円以上となっている。特に福島原発事故での燃料デブリの取り出しは困難を極めており、どれだけ税金を投入しなければならないのかはかり知れない状況になっている。次世代にこれから多くの負担を残す原発から撤退すべきではないか。
④日本共産党雲南市委員会が今年行ったアンケートでは島根原発2号機再稼働について賛成が16%、反対が46%、延期が9%であった。市民の意見は反対と延期をあわせると55%である。どうしてこの声に市長はこたえようとしないのか。