令和4年 12月定例会
上代和美 議員
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1.大出日山風力発電計画について
(1)大東町と安来市を境とする大出日山(おおしびさん)に風力発電計画が昨年よりジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社で進められている。現在、11月22日から12月21日まで「環境影響評価と計画段階配慮書」の縦覧を市民に行う段階となっている。民間の事業とはいえ、市民や議会への情報の提供も遅すぎるのではないか。環境問題にもかかわる問題であり、重要な問題として質問する。
①事業の開始からこれまでの経過を伺う。
②事業計画に対して市の関与がはっきりしていないが、市はこの計画をどれだけ把握し、どのような関与をされるのか。
③土砂災害リスク、低周波や騒音、シャドーフリッカーなどの健康被害、飲料水や農業用水など水資源の問題、コウノトリなど鳥類の「バードストライク」や生存・繁殖に与える影響など多くの問題に対して、「雲南市環境基本条例」に基づいた問題点を市として調査すべきではないか。見解を求める。
④「雲南市脱炭素宣言」では、「雲南市のめざす脱炭素社会を構築するため、地域での取り組みをはじめ、温暖化対策と地元経済の好循環を推進」とうたっている。エネルギーの地産地消で循環型社会をつくることと理解しているが、この風力発電で地域経済の発展や雇用の創出につながるのか。見解を伺う。
⑤今後、時宜を得た丁寧な情報提供が広く市民に伝わることが必要であるとともに、「雲南市環境基本条例」や「雲南市脱炭素宣言」に基づいた市の関与が必要である。見解を求める。
2.コロナ第8波への備えについて
(1)コロナ感染がじわじわと拡大しつつある。第8波はインフルエンザとの同時感染拡大が懸念され、様々な状況を想定して備える必要がある。
①発熱した人だれもが医療にアクセスできるよう、市内の発熱外来の体制は強化されているか。
②県は230万回分の検査キットを確保していると聞いているが、市独自でも検査キットの確保をし、特に重症化リスクの高い高齢者福祉施設などで検査キットの不足が生じないよう備えておく必要があるのではないか。
③感染者の自宅療養は大変不安である。特に基礎疾患があり、症状がある人へ保健所と連携し、訪問などを含めた丁寧な対応が必要ではないか。
3.小中学校のトイレの改善について
(1)小中学校のトイレについては、今年度当初予算で小中あわせて99基のトイレの洋式化が予算化され、工事が進められている。洋式化率は約30%から約45%となり、一定前進はしたが、子どもたちの学校生活環境の改善にはまだまだと言わざるを得ない。今回の改修は洗浄便座で温かい便座のものだが、これまでに改修され洋式トイレは便座が温まらないものがほとんどである。子どもたちが少しでも快適に学校生活をおくれるように、洗浄便座にこだわらず温かい便座を早急に検討すべきである。見解を伺う。
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