雲南市議会映像アーカイブ

令和5年 9月定例会

中村辰眞 議員
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防災対策について
今年も多くの地域で風水害が発生し、尊い生命財産が失われた。その規模は、南は沖縄から北は北海道までと日本全国に及んだ。年々強大化する災害に対して、令和3年に被災した本市としては、防災に対する考え方を年々更新させる必要性があると考える。さらに連日の酷暑も災害と位置付け、対策を考える必要がある。
(1)災害級の酷暑対策、クーリングシェルターについて
①ここ近年の夏は、酷暑の日が多くなる傾向にある。今年の場合は、酷暑を通り越し極暑ともいえる異常な暑さであった。全国的に見ても8月23日には北海道でも熱中症患者数が200人を超えるほどであった。全国的にも外出時の極暑を避けるためのクーリングシェルターの設置が進められた。本市の本庁にも「熱中症対策!室内でお休みください。冷房効いています。」とポスターが貼ってある。しかしロビーの中に貼ってあり外にいる人に対してはメッセージ力が全くない。良いことなのでもっと有効的にアピールすることが必要と考えるが見解を伺う。
②本庁以外の総合センター、交流センターなど市の施設で同様の取り組みはされているのか伺う。
③民間事業者に協力を仰ぎクーリングスポットを設置する取り組みができないか見解を伺う。
(2)保育所について
①令和3年の災害時に三刀屋保育所は周囲が冠水していく中、一時的に保育所内で救助を待つ時間があった。委託運営先の社会福祉協議会からも冠水した道路を超え子供たちの救助にあたっていた。開園以来2回の冠水を経験した三刀屋保育所の防災対策はどうなっているか伺う。
②保護者からは保育所自体の老朽化による雨漏りなどに対しての不安も出ている。災害時に保育所で救助を待つにしても雨漏りを気にしながらでは不安も増す。修繕の予定や計画について伺う。
③市内全保育所・こども園の避難訓練はどのように行われているのか。
(3)防災行動計画(タイムライン)作成の有無について伺う。
(4)市民向けに警戒レベルの意味や持ちだすものリスト、緊急連絡先及び災害時伝言ダイヤルなどの情報を書き込めるリストを作成し、全戸に配布をしてはと考えるが見解を伺う。
最後のセーフティーネット生活保護とフードバンクの取り組みについて
生活困窮にある方たちの「最後のセーフティーネット」といわれる生活保護。時として不正受給が大きくマスコミをにぎわせ問題視されることもあった。受給要件について誤った認識が散見されるのも事実である。特に受給金額が自治体別にランク付けされ決定されていることはあまり知られていないことと思う。
(1)生活保護費は自治体別にランクがつけられている。現在本市のランクについて伺う。
(2)10月に生活保護費の改訂が行われる。本市の場合どのようになるのか。
(3)生活保護は申請から受給決定までに1ヶ月あまりかかる。極貧状態にある方の中にはこの1か月間の命をつなぐ保証がない方もある。フードバンクには命をつなぐという大きな意味があると考える。子ども食堂なども同様の意味を成すと考える。フードバンクで配布できる物品を収集できるように市庁舎をはじめ関係各所へ収集ボックスを設置してはどうか見解を伺う。
障がい者手帳の利便性向上について
障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法が5月19日成立、25日施行された。手話や字幕、点字の提供など、情報分野でのバリアフリー化を促進する重要な法律であり、障がいのある人の情報アクセスや意思疎通に関する施策を総合的に推進することが目的とされている。誰一人取り残さない社会の実現に向け、一歩前進ではないかと考える。
(1)障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳(福祉手帳)等の所有状況を伺う。
(2)障がい者手帳、療育手帳、福祉手帳等を所持する方に対しての福祉サービス等の支援と、その周知方法を伺う。
(3)障がい者手帳のスマホアプリの活用について。
岐阜県中津川市ではデジタル障がい者手帳アプリ「ミライロID」を活用している。ミライロIDはスマホに障がい者手帳の情報を登録しておくもので、手帳を持ち歩かないのが最大の利点である。このような障がい者向けのスマートフォンアプリの利便性に対して本市としての見解を伺う。
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