令和3年7月島根豪雨では、雲南市内各所で甚大な被害が発生し、その応急復旧作業にあたっては、建設事業者はもとより、地域住民(自治会)や災害救援ボランティアの皆さまが被災家屋の土砂撤去や片付け等にも携わっていただいた。特に、雲南市における災害救援ボランティアセンター(以下「ボランティアセンター」という。)の設置は、今回の災害が初めてであったことから、実際に設置し活動され、様々な課題も明らかになったと考える。
(1)7月15日にはボランティアセンターが開設され、非常に早い対応だったと評価しているが、平時から、ボランティアセンターの設置・活動に対して、どのような準備をなされてきていたのか。
(2)活動対象件数が51件であったが、潜在的なニーズはもっと多かったのではないか。ニーズの把握が十分だったと考えているか。
(3)ボランティアセンターの運営にあたっては、多くの応援スタッフに入ってもらったわけだが、体制として十分だったか。(人数、役割など)
(4)ボランティアセンターの体制や活動についての検証が重要だと考えるが、ボランティアを依頼された方、参加者、スタッフからの意見の把握は出来ているか。
(5)ボランティアセンターのスタッフ、ボランティアで参加された方とその活動に対し、市長はどのような所感をお持ちか伺う。
今回の豪雨災害では、道路・河川、農地・山林等で多くの被害が発生した。被災者の生活再建、被災箇所の復旧に市として全力をあげて取り組む必要がある。
(1)災害査定に向けた調査体制の確保について
①被災箇所の測量調査の体制は確保されているか。
(2)担当課の技術系職員の増強について
①災害査定、本格的な復旧工事の実施に向け、積算の出来る即戦力
となる技術系職員の増強が急務であるが、現時点での見通しはどう
か。
②これまでも技術系職員の募集はしているが応募が殆ど無いとのこ
とだが、何が原因なのか。
③市として、今後、技術系職員の確保に向けてどのように対応するのか。
④技術系職員の確保が難しいということであれば、外部人材の活用
も必要だが、現場技術管理のような形で業者に委託することは考え
ているのか。
(3)災害復旧事業の円滑な執行について
①復旧工事においては市内建設会社の全面的な協力が必要であるが、被災箇所が非常に多いため、技術者や建設作業員が不足し復旧工事が遅れることが懸念される。市としてはどのような対応をしていく考えか。(発注方法、特例措置)
(4)建設会社における技術者・建設作業員確保の支援について
①建設業においては慢性的な人手不足の状況にあり、特に若い年代
の建設作業員の不足が深刻な課題となっている。復旧工事を担う若
手建設作業員の確保に向けた支援策が必要ではないか。(建設業従事
者のUIターンの促進に向けた支援策等)
管理の行き届いていない山林が多くあり、災害の被害を拡大させているのではないか。防災の観点から、荒廃した山林の整備にもっと力を入れて取組むべきだと考えるが、市の見解を伺う。
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