コロナ禍もあり、キャンプに対する人気が高まっている。しかし、市管理のキャンプ場では、老朽化したコテージ等の改修やトイレ等の環境改善が急務となっている。今後のキャンプ場施設の修繕、利用料金等について市の考えを伺う。
(1)今年のゴールデンウィークの各施設の利用実態は。
(2)各キャンプ場の施設に対する利用者の不満や要望等を市として調査を行い把握しているか。
(3)トイレ施設の水洗化・洋式化について、具体的な改修計画があるか。
(4)昨年の豪雨災害でアクセス道路が被災しているキャンプ場がある。早急に復旧工事を行う必要があると考えるが、市の見解は。
(5)水道のポンプ施設の更新が必要なキャンプ場もある。故障すれば営業が出来なくなる恐れがあり早急に対応が必要である。アフターコロナを見据えた観光の立て直しの観点からも、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金等も活用してキャンプ場施設の修繕を急ぐべきと考えるが、市の見解は。
(6)オートキャンプ場やグランピング等キャンプに対する多様なニーズに対応した新らたな施設整備に対する市の考えは。
(7)キャンプ場経営の観点からみると、どのキャンプ場も決して良い経営状態となってはいないと認識している。軽微な修繕については指定管理者において行っているが、そのための財源の確保が課題である。利用料によりしっかりと収入をあげていかないといけないが、現在の各キャンプ場の利用料金は適正な水準の料金設定となっているか。安過ぎるということはないか。
(8)利用料による収入を増加させていくためには、大きく2つの方向性がある。まずは①利用者人数を増やすこと、そして②提供するサービスの付加価値を高め単価を上げること。①については、キャンプ場という性格上、休日・連休時に利用が集中するため、平日の利用者を増やす努力も必要である。②については、利用料金については条例により、その上限が定められており、指定管理者において自由に設定することは出来ない。指定管理者の努力や創意工夫により利用料金の収入を増やしやすいよう、料金設定について見直しをしていく必要があるのではないか。
(9)市内のキャンプ場で、地元企業から譲渡をして欲しいという要望も出ていると聞いている。財産区分の問題や継続した運営についてのリスク等の問題もあるが、市において予算の関係上なかなか修繕が出来ないのであれば、民間に譲渡してより付加価値のあるサービスを提供できる施設として再整備、運営してもらう方が望ましく、市としても前向きに対応すべきと考えるが、市の見解は。