雲南市議会映像アーカイブ

令和6年 3月定例会

上代和美 議員
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能登半島地震災害から学ぶべきことは何か
(1)能登半島地震は想定を超える未曾有の災害をもたらした。市長は3月定例会の所信表明で「この大規模な災害での課題や対応などをしっかり把握し、中山間地域における防災・減災対策のあり方などについて再検討していく」と表明された。そこでいくつか質問する。
①東日本大震災・能登半島での甚大な地震など日本列島各地で大規模な地震が起こっている。市長は島根県でも大規模な地震が起こりうるという認識はあるか。
②今回の地震では志賀原発で重大なトラブルが発生しているが、もし、福島原発事故のような重大な過酷事故を起こす複合災害となっていたら、避難計画はまったく機能しなかったと思われるが、能登半島の現実を見て市長はどう思われるか。
③能登半島地震は複数断層が連動したとされる。原子力規制委員会は志賀原発の審査で新たな知見として取り入れると報じられている。島根原発においても宍道断層とその東に続く鳥取沖断層との連動性について新たな知見として再検討・再評価をすべきではないか。
④中国電力は島根原発の再稼動を今年8月に予定している。しかし、能登半島地震の現実は島根原発で事故があった際の避難計画が機能しないことを明瞭にした。そもそも、原発は技術的に未完成であり、使用済み核燃料や核のゴミの処分もできない。地震大国であり、活動期にある日本列島に原発を動かすところはどこにもない。島根原発の再稼動はやめるべきではないか。
⑤能登半島地震では広範囲で長期間断水が起こり、被災者にとっての日常生活の困難さを痛感した。市でも防災備蓄品の種類、数、置き場など再点検をし、必要な備品を計画的に拡充する必要があるのではないか。
ラメールの大規模改修について
(1)ラメールの大規模改修について、市民から懸念の声を聞く。身近な市民要望が実現されなかったり、市民への財政的負担が増える中で懸念されるのは当然のことである。そこでいくつか質問する。
①市のホール3施設(ラメール、チェリヴァホール、古代鉄歌謡館)の役割、今後の施設維持の方針は。
②ラメール大規模改修の内容、それに伴う予算、財源、スケジュールは。
③令和6年度で必要最小限の改修(雨漏り、トイレ)を行い、同時に市政懇談会などで広く市民に知らせ声も聞き、改修の内容の精査を行っていくべきではないか。
④コロナ禍で市政懇談会が実施されなかったが、今後、市政懇談会を復活させ、重要な市政課題を市民参加で協議していくべきではないか。
高齢者等のバス・タクシー利用料金の助成について
(1)利用者から「デマンドバスが使いにくくタクシーを使うが、券面額の上限を引き上げてもらえないか」また「どうしても遠くの病院へ通院しなければならないので券面額の上限を増やしてもらえないか」などの声を聞く。令和4年に担当課が行っている利用者・事業者アンケートでも同じ要望が寄せられている。上限額を引き上げて、交通弱者への支援拡充をすべきではないか。
小規模農家への支援について
(1)産直市に野菜などを出荷している何人かの農家から、「野菜の生育履歴などの情報を入れたシールの添付を求められている。器械の更新も必要になるかも知れず大変」また、「器械の更新や面倒なことが増えるため、近所の高齢の産直農家さんたちがこれを機に出荷をやめると言っている」などの声を聞いている。小規模でも農業を持続してがんばっておられる方、野菜の出荷で生きがいを持ってがんばっておられる高齢者への支援が必要だ。JAとの連携も図りながら、市として器械更新補助などの考えはないか、見解を求める。
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