8月23日に開催された市議会全員協議会で石飛市長は「雲南市発足後経験したことがない災害が発生した」と述べられたように甚大な被害をもたらした。私も(雲南市では)いまだかつて起こったことがない災害現場を見て豪雨災害の恐ろしさを感じた。
地球温暖化が進むなかで、異常気象は毎年全国各地で発生しており、今後雲南市も毎年豪雨災害や大雪災害に備えた体制強化・対策が必要と考える。市長施政方針では「災害復興を雲南市の最優先課題として位置づけ、人材や予算を総動員して取り組む」と、さらに「災害復興に関連しない事業の進捗や内容の見直しを必要に応じて行いつつ、災害からの復興に全力で取り組む」と表明された。
(1)今回の災害で被災された皆さんからは「この際米作りはやめる」「地元を離れるしかない」などの意見を聞いた。人口減少や離農者がでることも予想される。市長は7月豪雨災害をどのように受け止めているのか問う。
(2)今回の被害は特に旧飯石郡地内に集中している。災害復興を雲南市の最優先課題として取り組むとされているが、甚大な被害状況をケーブルテレビ、広報、インターネットなどを通じて市民に知っていただき市民全体に共有化していくことが大切だと考えるが所見を問う。
(3)今回の災害では既存の法律や制度が、生活再建の復旧を遅らせる状況もあり、縦割り行政の矛盾が露呈したように感じた。災害時における緊急的な制度を国や県に求めると共に市で対応できることは検討すべきと考えるが所見を問う。
(4)災害時に当たって市役所本庁、総合センター、地域自主組織との連携対応について教訓点・反省点を問う。
(5)早期の復旧・復興には職員の確保が必要だ。今後も大規模災害が発生すると予測される。現在の雲南市の職員体制では対応できない。市職員の増員、自治体職員OBの再雇用など組織体制の強化が必要と考えるが所見を問う。
(6)市長は、災害復旧復興を市の最優先課題と位置づけられた。そして事業の見直しを行うとされている。BCP(業務継続計画)を含めどのような手続きでおこなわれるのか問う。
(7)9月に組織機構の見直しが行われた。これは緊急的な対応と考える。6月議会で「行政組織の見直し」について質問した。今後起こることが予想される自然災害にも対応できる体制見直しが求められる。災害を受けての「行政組織の見直し」について所見を問う。
経験したことのない7月豪雨災害、一向に収束する見込みのないコロナ感染症をふまえて、雲南市立病院の危機管理体制について問う。
(1)雲南市管理職の危機管理体制については、6月議会で他の議員から質問があった。市長、副市長とも市内に居住あるいは住居を借り危機管理体制を確保されているが、雲南市立病院では、いざ災害というときの対応策はどうなっているのか問う。
(2)雲南市立病院は、病院運営の責任者である「病院事業管理者」、「副事業管理者」、「病院長」いずれも通常は、市外に居住されているということだが、事実とすれば迅速的確な対応が確実に取れるのか問う。
(3)雲南市立病院は、当然に「災害時の危機管理マニュアル」を作成されておられると思うが、医療提供体制についてはどのような形になっているか問う。
(4)コロナ対策を含め医師である「危機管理担当者」を置き、日常・普段に現場において的確かつ迅速に初期対応を行う必要があると考えるが市長の所見を問う。
市長は島根原子力発電所2号機の再稼働を判断するうえで、福島原発の調査・視察はすべきと考える(コロナ感染の収束状況を見極め)。福島第一原発事故から10年が経過するが、これまでに調査視察に行かれたことがあるのか、併せて問う。
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