空の産業革命とも言われる無人航空機・ドローンの需要は、あらゆる分野において高まっているが、昨年の改正航空法の施行により、ドローンの活躍範囲がいよいよ飛躍的に拡大するものと期待している。今後は、行政業務においても、高齢化や過疎化などによる様々な社会問題の解決に向けて、効率化の観点から、ドローンの積極的な活用と導入が求められるところである。
(1)市職員及び雲南消防署におけるドローン操縦者、ドローン機所有の現状と、今後も担い手並びにドローン機を増やし、活用していくことについて、見解を伺う。
(2)今後は、単なる被災現場の写真撮影に留まらず、災害復旧工事の積算見積もりや河川の測量、ダム等のインフラ点検などに活用できる技術の進展を図る必要があると考えるが、所見を問う。
(3)山間地の物流問題の対応や農業分野での活用について、実証実験を進めることで様々な課題を行政として洗い出し、ドローンを地域の皆様に利用して頂く機運を盛り上げていくことが必要だ。物流や農業等の分野での今後の活用を見据えて、実証実験を積極的に実施、支援することについての見解を伺う。
有害鳥獣対策は、個体数を減らす「駆除」が最も有効な手段だが、年々駆除頭数が増加し、駆除者から「人数の減少や高齢化が進んで、捕獲後の処理対応に係る負担が増え、大変苦慮している」との声が聞かれる。有害鳥獣の駆除に当たっての処理は、基本的に駆除した者が穴を掘って埋めるか、焼却しなければならない。埋設場所も限られ、穴を掘ることが大きな負担となっており、解体場所の汚染や臭いなどの環境問題もある。一般廃棄物としての焼却処分が現実的だが、細かく解体しての搬入が大きな負担となる。
(1)本市における鳥獣(特にイノシシ)処理の実態について伺う。
(2)捕獲者の処理に対する負担軽減や処理の迅速化を図るため、鳥獣専用焼却施設等の整備が必要と考える。市で処理実態を精査した上で、捕獲したイノシシなど有害鳥獣専用の焼却処分施設の早期整備を検討すべきと考えるが、如何か。
(3)減容化施設にも焼却施設と同様の補助金がある。通常の焼却施設で簡易に処理できるよう軟化、減量する減容化(軟化処理)施設の設置についての見解はどうか。