令和3年7月豪雨災害検証レポートが作成され、課題の点検や今後の対応方針の検討が行われている。中でも、避難所の立地や運営についての対応方針が示されているが、安心して避難できる体制や避難所運営について伺う。
(1)避難所運営には、自主防災組織と地域自主組織の関りが大切であるため、地域自主組織との災害対応に関する基本協定が締結されるとの報告があり、大変心強く思う。自主防災組織の活動は大切であり、すべての地域自主組織に設置されているのか。
(2)自主防災組織の活動計画や運営に対して、市としてどのように関っていくのか。
(3)新型コロナウイルス感染症対策のための空間設計の課題もあると考えるが、避難者の導線やゾーニング、プライバシー確保などへの対応は現在どのように設定されているのか。
(4)避難所などにおける備蓄品の配備や種類の見直しも検討されているが、女性や乳幼児、妊産婦などへの配慮はどのような検討状況なのか。
私たちの地域の安全や安心の確保のために活動をいただいている消防団員の皆さまは、本業を持ちながらも、火災出動や訓練のほか、災害時にも出動されている。昨年の雲南市における豪雨災害の際にも出動いただき、その活動や団員の皆さまの存在は、大変頼もしくまた心強いと改めて感じた。ところが、最近では入団者が減ってきていると聞く。加えて消防団の役割が多様化・複雑化していることから、団員の皆さま個人の負担も増加しているとも聞く。
そこで、消防団や消防団員への支援などについて伺う。
(1)雲南市消防団においては、団員の報酬、出動手当などの処遇改善や、支給方法などについて検討されていると聞いている。処遇が改善されることで、団員の士気を高めることに繋がるものと感じるが、その後の検討状況はいかがか。
(2)雲南市消防団が誕生してから、やがて20年となるが、発足と同時に購入した消防活動服も傷みが出ているのではないかと感じる。また、夏場の暑い時期や、冬場の寒い時期での式典にも、訓練にも、火災などの出動の時も、いつも同じ活動服で活動を行っていただいていると思う。団員が快適で安全に活動いただけるよう、活動服の計画的な更新や、時期や活動に応じた服装などを検討されるお考えはないのか。
(3)団員が火災現場などで、安全に活動するための操法訓練は大切なものと思う。しかしながら、操法大会において0.1秒を競い合うまでの訓練や大会が必要なのでしょうか。そうした訓練や大会が団員やご家族に過重な負担をかけてはいないでしょうか。真に必要な訓練を今一度検討されることも必要ではないかと思うが、いかがなお考えか。
(4)団員の皆さまの生活は様々で、共働きや、育児・介護への対応、ご家庭とプライベートのあり方など、また価値観の変化もある。消防団活動には、ご家族の皆さまなどのご理解やご家族への配慮があってこその活動と思う。また消防団の存在意義や役割を市民の皆さまに十分理解していただいて応援をいただくことも必要と思う。こうした点も踏まえながら、今後の消防団や消防団員のあり方について、市長はどのようなご見解をお持ちか伺う。