島根県において、第84回(2030年)国民スポーツ大会(現:国民体育大会)及び第29回全国障害者スポーツ大会(愛称「島根かみあり国スポ・全スポ」)が開催される。雲南市は、国スポにおいて、ソフトボール、ローイング、レスリングの競技会場となっている。国スポ開催に向けた取り組み状況、特にレスリング競技に対しての準備状況、競技力向上に向けた市としての支援等について伺う。
(1)国スポ開催に向けた市の組織・体制について
①スポーツ文化振興室で国スポを担当している職員数は何名か。また、各競技の担当職員を配置しているか。
②レスリングについては、競技の普及・発展、選手の育成・強化の母体となる団体としての雲南市レスリング協会が存在していない。市レスリング協会の設立、市のスポーツ文化振興室と連携した体制の早期構築が必要ではないか。
(2)練習会場の確保について
アスパルが競技会場となると考えるが、練習会場の確保は大丈夫か。
(3)選手の育成・強化に向けた取り組み・支援について
①加茂B&Gレスリングクラブに対する市の補助金はあるのか。
②全国大会に出場する選手の家庭、指導者(コーチ等)の経済負担が大きい。市の「社会教育団体等の全国大会等出場激励金」の充実を図るべきと考えるが、市の見解を伺う。
③加茂B&Gレスリングクラブには、幼稚園児から中学3年までの子どもたち約30人が在籍しているが、高校の受入環境がないため、将来有望な児童は、県外・市外の高校へ進学しているのが現状。今後、国スポ・インターハイ開催に向けて、市内高校あるいは同クラブにおいて高校生も指導できる環境が必要と考えるが、市の見解を伺う。(市内高校へのレスリング部設置、高校生を指導できる指導者の招へいに対しての市の支援)
(4)レスリング競技開催地としての機運の醸成について
①放映権の問題もあるかもしれないが、雲南市の選手・雲南市出身の選手が出場する大会を夢ネットで放映することは出来ないか。また、市のホームページに国スポ特設サイトを設置し、その中で、インターネット配信のリンクを貼って、多くの市民に選手の活躍の様子を見てもらえるようにしてはどうか。
②各種大会の誘致、有名なレスリング選手・元選手を招いたイベントの開催等をしていく必要もあると考えるが市の見解を伺う。
(1)人口減少対策について
新型コロナウイルスまん延の影響もあるが、人口の社会動態の実績を見ると、令和4年度も目標を大きく下回り社会減の状況が続いている。
①市長は、この実態をどのように評価しているのか。
②今後、どのような取り組みを強化していく考えか。
(2)木次線存続・利用促進について
まずは、市職員の利用促進を図り、JR西日本に対して木次線存続に向けた市の本気度、姿勢を見せる必要がある。
①職員個人の自主性に任せた取組みでは効果が期待出来ない。ある程度、強制的なやり方、それに対する職員への支援(鉄道・バスの運賃補助)を考えていく必要があると考えるが、市の見解を伺う。
②木次駅~市役所間のシャトルバス、シェアサイクルのシステム構築も検討が必要では。
(3)観光振興に向けた体制強化
マーケティングに基づいた観光戦略をたて、各種の取組みを進めていく必要がある。
①現状では、どの組織・団体がマーケティング、観光戦略の立案にイニシアチブをとって行っているか。
②本市においても、民間感覚を持ってマーケティングを行っていく観光地域づくり法人(地域DMO)を立ち上げていく必要はないのか。