雲南市議会映像アーカイブ

令和4年 12月定例会

多賀法華 議員
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1.子育て支援センターについて
(1)遊戯室、庭、図書室、授乳室など、多様な方たちが、空間を共有できる場、また相談室など静かに利用できる空間を作ることが大切だ。建てる前には必ず子育て支援センターの職員、利用者の方、特に「くりおね」を応援する会の皆さんの意見を充分に聞いて反映させていただく必要があると思うが、いかがか。
(2)どのような手順で意見交換をされる予定か伺う。
(3)子育て支援センターと相談機能を連携することは市民にプラスである。今までも取り組んでおられるとは思うが、母子包括支援センター「だっこ」との更なる連携ができないか。市長は子ども政策局と健康福祉部との連携をすすめる考えを持っているか。伺う。
(4)ハード面より大事なのがソフト面である。とりわけ、福祉分野、子育てや介護は、戦後、その役割を女性が無償で担ってきたため、誰でもできる仕事と価値を低くみられがちだ。島根県内、雲南市内ともまだまだ育児は女性がするものという風土が感じられ、子育て支援センターについての意見交換でも母親の姿が多かったように感じる。今、男性の育児参画も徐々に始まり、育児の大変さ、大切さが男性にも理解されつつあると思う。「くりおね」も、男性の育児に関する勉強もできる場として育ってきているということで、この動きは減速させてはならない。また、ハード面が変わる時には、落ち着くまでは慣れた先生にいてもらいたいものである。子育て支援センターはもともと会計年度任用職員で1年契約であり、異動があるものと11月の教育民生常任委員会で説明されたが、それは本当に効果的か。伺う。
(5)特にハード面が変わろうとする今の時期の会計年度任用職員の異動は効果的ではないと考える。また、精神的に不安定になりがちな産後の母親への支援を手厚くするため、可能な限り同じスタッフが継続対応する必要がある仕事である。このことは、政府が総合経済対策に盛り込む出産・育児の「伴走型相談支援」の概要にも明記されている。が、いずれ異動はあるものと考える。そのためにはきちんとした人材育成の仕組みは不可欠だ。どのように取り組むか。伺う。
2.ハラスメントについて
(1)令和2年の12月定例会の一般質問で、地域自主組織のハラスメント予防の対策について答弁をもらったが、予定通り、対策がすすんでいるのか。効果はあったのか伺う。
(2)私のところには、未だ、ハラスメントを受けた結果として退職を余儀なくされたという状況は変わっていないという声が入ってきている。現状の対策だけではまだ不十分ではないか。県に相談したが、市には民間で起こっているハラスメントには権限がないので、市ができることは少ないと聞いた。労働基準監督署とも相談しながら、ワークショップなども取り入れたりするなど、更に効果的な研修が必要と考えるが、いかがか。
(3)地域自主組織で働いておられる皆さんに匿名でのアンケート調査やハラスメントがおきやすい職場の環境アセスメントの実施を検討する必要があると思うが、いかがか。
(4)同じことを繰り返さない。みんなでなくすという意識が必要。なぜ、ハラスメントをされた側が辞めなければならない状況を変えられないのか。仕方がないではすまない。強い意志を持ってみんなで取り組んでいかなければならない。諦めないと宣言できるか。伺う。
3.情報保障について
(1)情報保障とは、情報収集をすることが難しい方たちに対して、代替手段を使って情報を提供することである。特に「聴覚障がい」について、手話通訳や字幕などをつける要約筆記を利用して、ろう者・難聴者・中途失聴者と聴者を相互につなぎ、その場にいる全ての方たちが同じ情報を共有できる状態にすることを指す。聴覚障がい者のうち、手話ができる方はごくわずかだが、聴覚障害=手話のイメージが強く、手話付きのみの講演の方が多いと聞く。要約筆記が増えることで、情報不足に苦しんでおられる難聴者、中途失聴者はもとより、加齢によって聞こえにくくなった高齢の皆さんも情報が得られるようになると思う。これは、人権を守ることにもつながるが、人権イベント以外で要約筆記がある会をあまり見たことがない。市が実施主体となる講演会やイベントなどでの要約筆記の実績と、会の内容について伺う。
(2)松江市や出雲市などでは、成人式や福祉部局が企画した講演会にも実績があると聞く。少しずつでも要約筆記をつける機会を増やしていく必要があると思うが、いかがか。
(3)要約筆記は手話に比べて認知度が低く、育成するための募集をかけても雲南市では応募者が少ないと聞いた。まずは市が必要性を理解し、認知度を高めていく必要があると思う。学校での学習に加え、広く目に止まるよう多くの現場に要約筆記をつけることが広報活動の近道と思う。まずはそういった周知が大切と思うが、市はどのように考えているか伺う。
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