雲南市は、以前から人口減少対策として、他市町村に比べ子育て世帯に対して手厚い支援を行ってきた。ところが国は、今、「異次元とか次元の異なる少子化対策」として若者や子育て世帯向けに各種支援を計画している。
これは雲南市が今まで独自に行ってきた施策と重なる可能性が有り、雲南市が目立たなくなる可能性が有る。そこで、雲南市は新たな人口減少対策を打ち出し、若者や子育て世帯向けに雲南市をアピールし、そして雲南市に住むことを選択して頂くための計画を策定する必要が有ると思う。国が”異次元の少子化対策”であるならば雲南市は、”超異次元の少子化・子育て対策”を打ち出してはどうか。国の計画では、児童手当等については令和5年6月の「骨太の方針2023」で具体的内容が検討される予定である。それ以外の「こども・子育て支援加速化プラン」は令和6年度から3年間かけ集中的に取り組むと発表した。
(1)今後、若者や子育て世帯に対して雲南市を新居住地として選択してもらうための”超異次元の少子化・子育て対策”についての準備は進行しているのか伺う。
(2)現在の保育園・幼稚園入園審査について
3月定例会において、入園審査の質問に対して市の回答は、入園審査でサラリーマンと農業や自営業者等で差別はない。保護者が申請する就業時間だけで審査しているとの回答であった。しかし、「認可保育所・認定こども園入所申込の手引き」にある保護者の基本指数や世帯の調整指数では差が設けられている。居宅外・居宅内就労であろうと、月の勤務日数や一日の勤務時間に関わらず仕事をしている保護者は子供を預かってほしい。雲南市は、県内でも共働きが多いと統計でも出ている。共働き家庭を積極的に支援することが「子育て世帯を応援する」事になると思う。希望する幼稚園・保育所等に入所出来なかった方はいないと聞いているが、以下について伺う。
①「認可保育所・認定こども園入所申込の手引き」にある保護者の基本指数や世帯の調整指数は、何のために設けているのか。
②手引書の開所・閉所時間は、遠方に勤務する保護者にとって子供の送迎に問題はないのか。
③雲南市内の家庭は統計からも共働きが多い。子育て世帯を応援するためにも保育を希望する児童は、毎年全てを受け入れることはできないのか。
④市全体で現在、何名預かっているのか。そして最大何名預かることが可能か。
⑤雲南市立病院の院内保育で深夜明け後、仮眠時間は預かれるのか。
(3)時間延長に伴う保育料や税金等の支払い方法の多様化について伺う。