(1)三刀屋川、三谷川、滝谷川と椎の木谷川の水が増水したため、国道５４号並びに生活圏である主要道路が冠水し、床上、床下浸水、農地等への被害が生じた。
①当日の三谷川への固定式排水ポンプの排水作業準備指示及び排水作業開始時間、雲南市排水ポンプ車の出動指示及び排水開始時間、三谷川樋門を閉じる操作開始時間の初動体制は的確であったのか。
②三谷川の固定式排水ポンプや雲南市排水ポンプ車、樋門の操作などの行動はマニュアル通り行われていたのか。
③なぜオーバーフローしたのか。現在の固定式のポンプや雲南市排水ポンプ車の処理能力がどうであったのかなど検証すべきではないか。
④現在の固定式排水ポンプと、これを補完する雲南市排水ポンプ車の能力では処理ができないことも考えられる。今後、より大型の樋門や、固定式排水ポンプを設置することも考えられるが、関係機関と連携して整備する考えはないか。
(2)平成18年に新田川周辺が浸水したが今回は被害を抑えることができたがその原因は何だったのか。
(3)三刀屋連坦地及び国道５４号の下り路線の区域が冠水したのは、以前からイエローゾーン区域になっている椎の木谷川や、滝谷川、三刀屋川、三谷川との関連性が大きく影響していると感じる。それぞれの川の樋門や排水ポンプなどの運用状況はどうであったか。
(4)今後、滝谷川、椎の木谷川の氾濫を防ぐためには、滝谷川第1樋門への固定ポンプ等の整備が必要ではないかと感じるがいかがか。
(5)今回、三刀屋高校の体育館側の土砂崩れが発生した。従来から指摘されている椎の木谷川砂防ダムの設置をどのように認識しているのか。
(6)三刀屋川の成畑、殿河内周辺も増水したが、急激な河川の上昇を抑えるための方策はどのようにお考えか。
(7)今後も同じような線状降水帯の発生による大雨が想定されるが今回浸水した地域が再び浸水しないような河川、雨水等の排水対策が必要と思うが市長の考えを伺う。