食料・農業・農村基本法の改正に伴う「農村」については、①総合的な振興策として、多面的機能支払い、農福連携等、②中山間地域等の振興策として、農村型地域運営組合(農村RMO)や鳥獣害対策、そして③都市と農村の交流として、農泊や2地域居住が掲げられている。
(1)中山間地域等の総合的な振興策の一つとして掲げられている農村RMOについて、この有用性、効果をどう捉えているのか伺う。また、集落協定活動の中の広域化加算や集落機能強化加算との差異は何か。
(2)農村RMOは、現在、島根県内で7地区実施されており、本市では、躍動とやすらぎの里作り鍋山において事業展開されている。鍋山地区の活動をどう評価しているか。また、今後、本市での水平展開についての考えを伺う。
(3)都市と農村の交流施策の一つとして、農泊が掲げられているが、提供できる家屋の状況や、一般的に引っ込み思案の市民の性格等からすると限定的であり、大々的に推進することは難しいと思うが、本市の考え方を伺う。
(4)また、農村関係人口の増加が掲げられている。民谷での草刈り応援隊もその一つであろうが、市内での現状と今後の考え方を伺う。
雲南市脱炭素社会実現計画として、具体的なロードマップのもとに4つのプロジェクトが展開されている。
(1)再生可能エネルギーの推進策として、水力発電が掲げられている。200kW以上の小水力発電を1基以上、5kW以上のマイクロ水力発電が10基以上とされている。一部の団体等に候補地の照会もされたようだが、今後、場所選定を含め、具体的にこのプロジェクトをどのように進めるのか伺う。
(2)水力発電については、数年前、可能性調査を実施され、採算ベースに合わないと断念されたと思うが、地球規模の最優先課題である脱炭素について、採算性をどのように考えるのか伺う。
(3)森林資源の活用策として、針葉樹の活用、広葉樹の活用、竹材の活用があげられているが、それぞれについて、具体的な活用方法を伺う。
(4)ゴミゼロ社会の実現策として、ゴミの分別徹底が挙げられているが、分別種類を増やすほど台所には仕分け袋が増えることになる。また、高齢者には、そんなに細分化されても対応できないとの声も聞くが、これらの点について、考え方を伺う。
(5)地球温暖化は待ったなしの課題であり、息の長い取り組みとなって行かざるを得ないと思うが、運動を持続的に継続させるため、以下の2点について、所見を伺う。
①スマホをゴミにかざすと、分別先を教えてくれるようなアプリの開発
②モチベーションを維持するためのポイント制度の創設