(1)食の幸発信推進事業は、長年の検討・議論を踏まえ実施設計まで済んでおり、この時点での中止は影響も大きく徒労感でやるせない限りだ。関係者との信頼回復、後処理は一筋縄ではいかない。これに代わる具体の農業振興策もこれからで、果たして市長の公約である農業振興で地域活性化ができるのか。
(2)サッカー場整備についても二転三転してきているが、高校魅力化実現の施策なのか。方向性についての検討状況はどうなっており、いつ決定するのか。
(3)鳴り物入りで始まった中心市街地活性化事業は今年度末で計画期間が終了する。コロナ禍によりホテル建設は未着工で、2店舗が撤退された。雲南市の「商業の中心・まちの顔をつくる」ことを目的に中山間地域における、中心市街地活性化の好例を目指して取り組むはずであったが、このままでは失敗例となるのではと危惧する。専門家をまじえてハード、ソフト両面から、タガを締め直して注力すべきだ。
(4)人口減少で利用者増が見込めない中、トロッコ列車を更新できるか、できないかは木次線存続のまさに分岐点である。実現には大きな負担が伴うとともに方向性を出す時間的余裕もないが、どうするつもりか。