(1)市では、特別支援学校への通学支援に移動支援事業が使える制度があるが、市民から「移動支援事業が使えなくて困っている」との声を聞いた。そもそも市内の学校に通っている子供たちは、学校から家までの距離が一定程度離れていればスクールバスを利用することが出来る。特別支援学校のスクールバスは市内には入ってこないし、障がいによっては団体行動が取れない子供もいる。どの子も平等に考えるなら、移動支援の要望のある家庭すべてに利用できるようにすべきである。見解を伺う。
(2)障がい者差別解消法では、「合理的配慮」の提供が自治体に対して求められている。障がい者が遠隔の学校に行って学習したいが交通手段がないことはバリアになっていることではないか。「合理的配慮」の観点からも、要望されている家庭への移動支援をすべきである。見解を伺う。
(1)今年4月16日に市から「下水道使用料の改定について」雲南市下水道に関する審議会へ諮問され、審議の答申が7月26日付けで市長に報告された。答申は改定時期を令和4年4月使用分から、平均20%引き上げるものとする。と報告されている。これを受けて市としての方向をだされるが、審議会からの付記意見についてこれからどう考えられるのか、何点かについて伺う。
①「下水道事業への繰出金については、急激かつ大幅な減少がないよう出来る限り配慮していただきたい」とある。下水道は市民生活に重要なライフラインであるだけに、自治体本来の仕事である「福祉の増進」になる1つでもある。繰出金を減らしての計画であってはならない。見解を伺う。
②「新型コロナウイルス感染症は、地域経済と市民生活に大きな影響を与えている。影響を考慮」とある。コロナの影響に加え、消費税増税の影響もとても大きい。特に年金生活者、非正規労働者など生活に困窮している方が増えている。こういったところへの考慮はあるか。見解を伺う。
③「県内8市の中で一番低い使用料が今回の改訂により6番となる」とある。県内8番目は定住促進の1つの魅力になる。若者定住に逆行するのではないか。