(1)現在、雲南市では、再生可能エネルギーの普及を図ることで、将来的に原子力に頼らない社会の実現を目指している。再生可能エネルギーとは違うかもしれないが、大阪府、大阪市、大阪商工会議所で「実証事業推進チーム大阪」という推進チームをつくって、サステイナブルエネルギー開発株式会社が実施する実証実験を支援されている。水と大気中のCO2等から生成する人工石油による発電システムの構築に向けた実証実験とのこと。こうした取り組みについて、なんらかの方法で、雲南市も協力できないのか。
(2)大阪府内の民間企業のひとつが、水道管の水流から「小さな電気」を生み出す新しい仕組みを提供されている。クリーンに、自分の街でエネルギーをつくりだすことができる「マイクロ水力発電システム」。雲南市でも検討することができないか。
雲南市では、スペシャルチャレンジの中で、健康経営を支援する企業が立ち上がった。「重たいものを運び続ける」「同じ体勢で仕事をし続ける」など、職場の特性や職場の環境によって違う「職業病」。仕事だから仕方ない、誰もが我慢しているなどの考えによって、放置されてしまわれがちである。目、肩、腰など体に様々な症状を引き起こし、生産性に影響を与えるだけでなく、時には休職・退職に発展してしまうこともある。実際、雲南市内の事業所での取り組みで、健康経営大賞最優秀賞を受賞されている。身体面のチェックをすることで、スタッフのほとんどが、股関節の可動域制限を起こしており、作業等で特定の部位が疲労していることが分かった。そこで、独自の体操をつくり、毎日実施することで、スタッフの体に変化が表れた。取り組みの前の年に比べて、売上げも伸び健康投資効果という結果が出たとのこと。どの職業にも関わってくることであり、特に保育や介護の仕事にも必要であると考える。市をあげて、健康経営に力を入れれば、特に人材不足の声が聞かれる中、同じ仕事をするなら、雲南市、雲南市は働く人を大切にする町ということで、他市との差別化が図れる。国は健康経営の視点は持っているようだが、残念ながら、国からの直接の補助金は現時点ではないとのことだった。ただ、自治体としては、取り組んでいるところはあるということで、アクション健康経営というポータルサイトを紹介していただいた。他の自治体の取り組みも参考にしながら、例えば、健康経営に取り組む企業への講師派遣の補助など、雲南市独自の取り組みはできないものか。市の考えを伺う。