雲南市議会映像アーカイブ

令和7年 6月定例会

上代和美 議員
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生活困窮者支援について
(1)生活保護について
①長引く物価高騰の中、昨年私たち日本共産党雲南市委員会が行った市民アンケートでは「年金生活で物価の各種値上がりで苦しい」「年金生活なので、年金は上がらず、物価高はこたえる」など生活の苦しさを訴える多くの声が届いた。昨年社協を訪れた際、生活困窮者相談がとても増えていると聞いた。市として状況をどう受け止め、把握されているか。
②現在、生活保護の捕捉率は何%か。
③県内他市との級地の違いで生活保護が受けられない事例がある。給付削減のための級地区分見直し、簡略化には反対だが、生活実態にあった見直しが必要ではないか。級地は国が決めることだが声をあげるべきである。
④自公政権は生活扶助基準の引き下げ、期末一時扶助の減額、住宅扶助基準の引き下げ、冬季加算の削減など生活保護費の連続削減を強行してきた。そのために。今物価高騰にあえぐ生活困窮者の最後の砦である生活保護が必要な方に行き届かない状況が起こっている。物価上昇や生活実態を反映させながら、生存権保障にふさわしい水準に引き上げるべきである。市として、地方からの声を国に上げるべきではないか。
(2)市は生活保護に至らない、また対象になっていても生活保護をうけない生活困窮者へまずはいのちを守る独自支援をすべきと考える。いくつか提案する。
①これからの暑い夏に備え、エアコン設置補助。
②お米の価格高騰はすさまじい。生活相談者で食料支援が必要な方へお米券か現物支給。就学援助を利用している世帯へお米券か現物支給。
(3)生活保護をはじめ、就学援助やあらゆる既存の制度を最大限利用し、困窮者に寄り添った市政にするため、市民への制度の丁寧な周知をし、必要な方に制度がきちんと届くような工夫をしていただきたい。特に高齢者のみなさんにはアナログ情報もふくめて親身な対応をすべきと考えるがいかがか。
小中学校のトイレの洋式化・暖房便座化について
(1)令和4年度当初予算で小学校66基、中学校33基の洋式暖房洗浄便座への改修が行われたが、未だに洋式化率は44%、そのうち暖房便座は洋式トイレ全数の54%にしかならない。今やほとんどの家庭が洋式であり、暖房洗浄便座も多くなってきているが、雲南市の子どもたちの学校環境は社会の流れに追いついていない。令和4年12月議会一般質問での答弁で「今回で終わりではなく今後とも計画的にやっていく」とされたが、どういう計画が立てられているのか。
(2)松江市では、令和3年度に児童・生徒・教職員を対象に「学校トイレ実態調査」を行って、和式トイレを利用する方が約2割おられることから、学校トイレの洋式化の目標値は全体の80%に設定し、計画的にトイレの改修をされている。子どもの声を聞きながら、一定程度和式を利用したい方もいることも考慮に入れ、改修の目標値を決めて計画的に洋式化・暖房洗浄化を早急に進めるべきである。
(3)和式トイレを使ったことがない子どもたちにとって、各トイレに最低1カ所しかない洋式トイレでは、休憩時間など立て込んだ時は不安になる。児童数も考慮に入れ早急に洋式暖房便座化を計画的に進めるべきである。
(4)学校は災害時の避難所にもなっている。避難された方が安心して使えるようにするうえでもトイレの洋式暖房便座化は早急に計画的な改修を進めるべきである。
戦後80年、被爆80年に「平和を」の都市宣言を持つ市の取り組みについて
(1)今年は戦後80年、被爆80年の節目の年になる。日本はアジアの諸国を植民地化し、支配する紛れもない侵略戦争を行った。戦後の出発点はその反省に立って日本が誓った日本国憲法である。戦後戦争によって死者を出すことがなかったのはこの憲法のおかげである。しかし、今また、中国や北朝鮮の脅威を理由に軍事費を大幅に増やし、軍備増強をし、戦争のできる準備を着実に進めている。軍事対軍事では平和は守れないと考えるがこの状況について、「平和を」の都市宣言をしている市として、また、その首長として市長はどのような所感をお持ちか。
(2)世界では核兵器を保有している国々が地域での紛争を激化させている。偶発的にでも核兵器が使用されれば、壊滅的な状況が起こることは明らかである。多くの被爆者が自らの命を賭して「核兵器の非人道性」を世界に訴え続け2017年に国連で採択され、2021年に発効したのが核兵器禁止条約である。日本政府はいまだにオブザーバー参加さえもしていない状況である。米国の傘の下、核抑止と言いながら米国追従の核政策でいいのかが問われている。「平和を」の都市宣言をしている市として、また、平和首長会議に参加している市長として、被爆者が願う核兵器禁止条約に日本政府が批准すべきと発信すべきではないか。
(3)この節目の年に、行政として特別に何か取り組むべきことあるいは発信することはないのか。
例えば、平和に関する映画上映や「核兵器禁止条約」署名を全市的に取り組む。また、永井隆記念館入館料を夏休み中は無料にするなど、80年の節目にふさわしい取り組みをすべきである。
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