現在、年間70件以上の視察を受け入れている。受け入れ件数は、全国の自治体と比較しても非常に多く、注目度は高い。一方で、視察者の市内滞在時間が短く、飲食、宿泊等の経済効果が限定的であり、雲南市の魅力発信をはじめ産業振興の機会としての取り組みを広げる必要がある。
また、受け入れ件数の増加は、職員の負担増加も懸念され、視察対応の効率化が課題となっている。
(1)行政視察の受け入れにおいて、地域経済への波及効果という観点で現状の課題をどう捉えているか。また、地域の産業・観光関係団体等との連携の必要性について市長の見解を伺う。
(2)視察受入時に、希望者向けオプションとして、旅費の一部補助、飲食店、観光施設や宿泊施設の利用補助、特産品の提供を含む「地域連携型おもてなしプラン」を導入することで地域経済振興に寄与すると考えるが、見解を伺う。
(3)視察を通じて、雲南市のファンを増やし、「任意の寄附・応援金制度」として設計することにより、地域応援につながると考えるが、見解を伺う。
(4)受け入れ体制について、視察対応日のスケジュール化、モデルプランの作成で、視察者のニーズに応えながらも、業務の効率化を進めれると考えるが、見解を伺う。
(5)上記取り組みを、地域の産業・観光関係団体などと連携して、企画・提供する仕組みとして整備する考えはあるのか伺う。
教育施設の中には、昭和の時代に整備されたものが多く、施設の老朽化が進んでいる。これに伴い、安全性への懸念や維持管理・修繕にかかる費用の増加など、様々な課題が顕在化している。
一方で、厳しい財政状況が続く中、今後さらに進行する人口減少などにより、公共施設の利用のあり方にも変化が生じることが見込まれる。
こうした状況を踏まえ、施設の更新・統廃合・長寿命化を、長期的な視点で計画的に進めることにより、財政負担の軽減と平準化を図るとともに、今後の公共施設の最適な配置を実現していくことが求められている。
(1)子育て支援施設(保育所・幼稚園等)の老朽化の現状と、改修・建替え等に関する今後の見通しについて伺う。
(2)災害時を含めた安全性の確保や快適な保育環境の整備に向けた基本的な方針について伺う。
(3)スポーツ施設(体育館等)の老朽化の現状と、改修・建替え等に関する今後の見通しについて伺う。
(4)利用状況や地域ニーズの変化を踏まえた、施設更新や統合の方向性について伺う。