雲南市議会映像アーカイブ

令和4年 6月定例会

多賀法華 議員
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地域おこし協力隊について
(1)地域おこし協力隊制度は、平成21年度に開設された総務省の事業で、人材への投資を直接的にすることで、都市地域から地方への実際の移住定住へむすびつけることができる画期的な制度である。
①これまで、地域振興課、政策推進課、うんなん暮らし推進課、農政課、商工振興課など色々な部署でそれぞれ地域おこし協力隊の隊員を受け入れてこられた。受け入れにあたってのノウハウや、受け入れた時の課題や良かったところの整理、情報共有などどのようにされているのか。また全体を総括する部署はあるか。
②地域おこし協力隊制度は、市町村それぞれが地域の状況や活用方針に合わせて人材を導入することができる制度である。雲南市では介護や林業など様々な分野での人材を求める声があるが、協力隊制度で、そうした声に応えることが出来ると考える。より積極的な制度活用のため、研修会などを通じて、これまで活用していない部署での活用の検討や部局横断で取り組める体制を検討してみていただきたいと思うがいかがか。
③今までの協力隊の方の意見もきちんと集約して積み重ねていけるような体制が必要だ。総務省でも令和6年で8000人の隊員導入に向けて積極的に制度活用を推進している。制度内容も現場の意見を取り入れてブラッシュアップされている。そうした最新の情報を取り入れた雲南市での活用を考えていただきたいと思うがいかがか。
若者、子育て世代、女性の声の参画について
(1)雲南市は住みたい田舎ランキング1位に選ばれたが、これまで、市内在住の方から、「本当にそう思う」と聞いたことが私はまだない。「子育て世代が住みたいまち」のランキングも第1位だが、子育て世代も同様に「そうなの?」と、あまり実感がないようである。
3月議会で、雲南市は木次の子育て支援センター「くりおね」を三刀屋の子育て支援センターに統合するという子育て支援センターの縮小と思われる政策案が出された。
①利用者の方が雲南市内で最も多い「くりおね」を統合するという案は、子育て世代の方のニーズに合っていないと市は思わなかったのか。
②木次の子育て支援センターはファミリーサポートセンターの利用も多い。預かりなどのサポート活動は、基本は援助会員の自宅で行うこととなっていると思うが、木次の子育て支援センターの場で援助活動をすることができるようにもなっている。この取り組みは、援助会員も依頼会員も安心でき、非常に有効である。ファミリーサポートセンターの援助会員や依頼会員の方の声もきちんと把握されていたのか。相談や意見交換をされたのか。
③統合というと学校の統合の話をよく聞く。そういうときは、保護者だけでなく、地域の意見も聞いてじっくり検討されている。なぜ、今回は利用者の方の話しを聞かなかったのか。若者、子育て世代、女性の意見をないがしろにしているように感じる。今回、「くりおね」がなくなることが半分決定したような状態で利用者の方に知らされた。3月の一般質問のおかげで、早めに統合の話が分かり、署名活動につながり、要望書を提出されたことにより、アンケートや市の説明会が行われた。アンケートはホームページと「くりおね」と三刀屋の子育て支援センターの3箇所だけにしか用意されておらず、アンケートがあったことも知らない方もいる。説明会もお知らせから約2週間後で、行くことができない方もたくさんいたと聞く。その上、最初は、今の利用者の方以外は参加できないと言われたという方もおられ、本当に市民の声を取り入れたいのかとても疑問だ。市は、若い世代の声、子育て世代の声、女性の声をいかしたいと本気で考えているのか。
④雲南市が地域ぐるみで本気で解決しないといけないのが、子育ての考え方やワークライフバランスである。本当に雲南市で子育てをしてもらいたいと思うならば、本気で地域や職場の意識を変えていく必要があるが、市は本気で、地域や民間の企業をも巻き込んで一緒になって意識を変えていく気はあるのか。
⑤意見を取り入れるなら、最後まで大事にすることを大切にして欲しい。今回の「くりおね」の件で利用者をないがしろにしたことは、雲南市の過去の「くりおね」利用者を含む親世代、祖父母世代の市政への著しい信頼感の低下を招いている。今回の「くりおね」の件が、利用者の方の満足度の高い形で解決できることが今までの不信感を払拭するチャンスである。きちんと納得いくよう最後まで声を大切にしていただきたいと思うがいかがか。
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