雲南市議会映像アーカイブ

令和4年 12月定例会

藤原信宏 議員
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1.太陽光発電設備の廃棄問題について
2012年開始の再生可能エネルギー固定価格買取制度等により急速に普及してきた太陽光発電設備であるが、2030年頃から寿命を終えたパネルの廃棄が急増すると見込まれている。リサイクルには高額な処理費用がかかるため、比較的安価な埋め立て処分が選択され、その埋立て能力に加えて、有害物質が染み出す等の公害も危惧されている。早急にリサイクルを促進し最終処分量を縮減していくことが喫緊の課題である。
(1)太陽光パネルを最終処分する遮水設備のある管理型埋立て処分場は確保できているか。また、技術革新によりリユース、リサイクルが実用化される目処は、現時点で立っているかどうか伺う。
(2)コスト負担を嫌ったパネルの不法投棄を防ぐため、事業者の責任を明確にする規制、有用・有害物質の情報提供と適正処理の啓発、処分・リサイクル事業者の確保並びに効率的な処理体制の確立に向けて、市はどのように取り組んで行く考えか。
(3)令和2年6月に再エネ特措法が改正され、廃棄コストを事業者が受け取る電気供給の対価から源泉徴収的に控除し、第三者機関が積み立てることになった。この外部積立てについて、認定発電事業者が廃棄費用の調達期間の途中で、事業継続不能や認定取消しとなった場合、積立て義務は代替え請負者に引き継がれるか。また、発電設備を放置した場合、行政代執行等による解体処分費用は積立金から支出されるか。
(4)廃棄費用の積立て義務化に10kW未満の家庭用太陽光発電は含まれない。家庭用等の小口排出について、感電事故等に対する取り扱いの注意喚起を含めた適正処理の徹底啓発と共に、効率よく回収できるルートの確立が急がれるが、その対応について伺う。
2.観光振興について
(1)6町村が合併した雲南市は、価値ある観光資源に恵まれ、悠久の歴史ロマン溢れる観光の宝庫である。メニューは実に豊富だが、多彩な素材は印象としてバラバラでインパクトに欠け、位置的にも分散している。以前にも質問したが、雲南市の観光資源売り込み戦略は、ネットワーク化した回遊型と、個別或いは地域別発信の、いずれに重点をおいて集客を図る考えか。また、「主要な観光資源を一括りにした印象深いキャッチフレーズ」は、「生命と神話が息づく日本のふるさと」との答弁であった。改めて考えを伺う。
(2)コロナ禍で落ち込んだ観光入込客の回復を図らねばならない。ウイズコロナ或いはアフターコロナを見据えたこれからの観光振興、コンテンツや観光資源の磨き上げについて、総括的な戦略方針を伺う。
(3)市長の観光協会会長就任は、行政依存度が高かった観光協会を、民間のより主体的な参画を得て独立し組織力を強化するとした一般社団法人化の流れ、趣旨に逆行する。市長は、木次線の活用を軸とした広域観光を行政一体となって推進するために必要だ、との考えから就任されたと解して良いか。
(4)木次線の存続、利用促進の一番の課題は輸送密度の増加であり、観光振興はその一方策に過ぎない。根幹の課題は行政主導で取り組むべきで、利用促進全体を観光協会に負わせるが如くの広域観光推進では、協会の負担が重すぎると考えるがどうか。併せて、木次線を活用した現段階での広域観光振興策を伺う。
(5)華があるべき観光協会が、どこが入口かも分からない建物の2階に潜んでいてはならない。例えば、現在空室のコトリエット商業施設の一角に移って、観光案内をする、土産物や産直品を売る、イベントを開催するなど、精力的に賑わいを創出し観光振興の促進を図って欲しいものだが、どう考えるか。
(6)市長は、雲南市さくらの会の会長に就任された。市が主体的に関わるのであれば、取り組みを一層市内全域に広げて、雲南市共通の誇りとなる「日本一の桜のまちづくり」の発展に繋げることが責務と考える。貴重な財産である桜を有効に活用する「雲南市全体の桜のまちづくり」をめざす市長の想いを伺う。
(7)来季の桜まつりに併せて、パノラマバスツアーや今年の人力車等を企画してはどうか。また、好評の瑞風バスの立寄り観光に永井隆記念館を加え、「平和を」の願いを積極的に発信することはできないか。
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